散乱するカービングツールたち

木彫刻を行うとき、こんな感じでカービングツールはテーブルに散乱した状態になります。

だらしないように見えますが、これが通常の作業場風景です。カーバーは熟練すればするほど、散乱するツールの中から、作業に適したツールを「瞬時に」選び出し、作業を継続させる必要があります。そのため、このように散らかっているように見える状態でも、目的とするカービングツールを選び出すことができるのです。

ところでなぜ、作業のスピードをあげる必要があるのでしょうか?実は、作業のスピードあげるということは、その作業に存在するリスクを低減させる作用があるのです。

例をあげて考えます、例えば、ひとつのモチーフを作るのに、1日かかるモチーフがあったとします。運悪くそのモチーフが完成する直前にトラブルが発生し、今までの作業をすべてやり直す羽目になったとします。

これでは、まる1日のロスになってしまいます。立ち直るのも少し時間がかかりますよね。

もし、同じ作業が、1時間でできたとします。その場合手戻りは作業は1時間になります。1時間でリカバリできるならリカバリやってみるかという気になりますよね。

例えば、このようなことです。早く作ることが、作業のリスクを低減させるとはこういうことは。

ブログの中でも書いていますが、彫刻家は腕があがればあがるほど、両手使いになります。工具を持ち変えるスキルがあれば、ワークピースをクランプから外して、もう一度クランプし直すという手間を省くことができるかも知れません。(参照 ウッドカービング教室(第5回)カービングツールと準備

あらゆるテクニックを使い、なんとか作業の時間短縮を実現していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA