デザインの転写
紙の上のデザインは木の上にカーボン紙で写します。
作業中、紙がずれないように注意してください。
ずれないようにする最も簡単な方法は、木の端で紙を折ることです。
製図用ピン(drawing-pin)はできるだけ使わないようにします。
なぜなら、穴が残されると、それが、メインではない彫刻箇所であるとしても、醜い跡(穴)を残すことがあるからです。
赤いボールペンでデザインをなぞると、既に描いた箇所は赤くなるので、なぞってある箇所と無い箇所の見分けが簡単につきます。
セロテープを紙の固定に使うのもいいでしょう。
この練習で使う最も適した木はLime(シナ)です。
しかし、目の細かい美しい木であれば、それに限るものではありません。
たとえば、イエローパイン(松)、あるいは柔らかい木、ウォールナット、ホンジュラスマホガニー、アグバ、ピア(西洋ナシ)などです。
写真のサンプルは桂を使用しています。