ウッドカービング教室[第19回]-レタリング(文字の配置)-

文字の配置

 文字の配置を決めて、文字と文字の間のスペーシングを最初に決めるのは、どの仕事にも、同じような問題が2つと無いという理由から、書くことも、指導するのも、最も難しいことです。

 助けのために、ルールが与えられるたとしても、次の仕事のまさに”自然”からの要求により、即座に破壊されてしまうかも知れません。

 たとえば、2つの言葉のスペーシングは、たとえば、”O”の文字のスペーシングがいると規定して、改行は2/3の文字高さがいて、その他の標準的な規定をしたとします。

 しかし、これは実際の仕事に当てはめることはできないのです。

 ある場合には、大量の文字を刻む必要があるため、文字間隔は詰めなくてはなりませんし、他の仕事では、ラインを長くしなければならないからです。

 このことから、文字の彫刻やスペーシングに対して、黄金のルールや誰もが頼りにするような、簡単な方法は無いということは明白です。

 これらは、単に、経験とノウハウから得るしかありません。

 さらに、ツールと材料に対する正しい理解が、ある種の仕事には必要になってきます。

ペンシルレイアウト

 ここで少し、練習してみましょう。

 紙を用意し、これから、レタリングする材料の実物大の形を書きます。

 そして、その周りに、より小さなフルサイズの原寸大の縦横比率をそのまま保った形を書きます。

 50-75mmくらいでいいでしょう。

 このトライアウトでは、サムネイルのスケッチをさまざまなアレンジで、すべてのレタリングが含まれた形で行いますが、このとき、直線や定規、あるいはその他のガイドの助けを一切受けないで行います。

 あなたが強調したい言葉を重要なように見せます。

 全体として、調和しているように、そしてシンメトリカル(左右対称)に配置します。

 そして文字の配置やスペーシングにおいて、対案となりうるようなデザインを、できるだけすべて描きこみます。

 あなたは、きっとこの仕事を楽しんで行うことができるでしょう。

 そして、たくさんのあなたが書いたデザインの中から、”突然”あるデザインがあなたにとてもアピールしてくることを発見することでしょう。

 そのような感情を持ったら、あなたが選んだ小さなスケッチをフルサイズの紙の隣に持ってきてみます。

 これにより、あなたが書いたT型や四角型の形をフルサイズに変換することができます。

 やわらかい、エンピツですべての彫刻をレタリングの良い例(たとえばTrajan columnのような例を参考に)描いていきます。

 この仕事を終える前に、すべてのスペースがよく配置されていること、注意深く、間違っていない文法であること、を確認します。

 この工程はあなたのパネルの成功に直結する工程です。